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玉取祭
(たまとりさい)
玉取祭の起源は、天正年間に京都仁和寺で行われていた「延年の舞」であるといわれている。厳島神社本殿と大鳥居の間の海上に櫓を組み、天井から宝珠を吊るす。満潮を期して、若者達が一斉に海に飛び込み、肩車を組んで空中の宝珠に飛びつく争奪戦を繰り広げられる。何度か飛びつき宝珠を海に落とすと、今度は海中での争奪戦が始まる。そして、最後に宝珠を手にした若者が注進所に宝珠が投げ入れると、本殿の太鼓が鳴り玉取祭は終了する。宝珠の落とし主と取り主は、幸運が約束されるといわれている。
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