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三原やっさ祭り(みはらやっさまつり)

 「見たか聞いたか三原の城は 地から湧いたか浮城か」 軽快な唄声に、三味線や太鼓、笛に鉦などが加わって、揃いの浴衣姿の踊りを盛り上げる。毎年、8月の第二日曜日を含む金・土・日に開催される「三原やっさ祭り」は、三原の夏の風物詩となっている。
 今から440年前、永禄10年(1567年)に、戦国時代の知将とうたわれた小早川隆景が、水陸の交通の要所である備後の国「三原」の湾内に浮かぶ小島をつないで海城を築き、この築城を祝って踊られたのが、祭りの中心となる「三原やっさ踊り」の始まりといわれている。それ以来、民衆の間で、祝いごとは”やっさ”に始まり、”やっさ”に終わる習わしになったと伝えられている。    
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