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久井稲生神社社殿
(くいいなりじんじゃしゃでん)
久井稲生神社の境内に悠然と坐る石造の牛は、伯耆国(鳥取県)の大仙市、豊後国(大分県)の浜の市とともに、日本三大牛市と称された久井の牛市の繁栄をシンボライズするもので、大正15年(1926)に奉納されたものである。大正8年の記録によると、その年に久井で取り引きされた牛馬は1万7千頭と記しており、その盛況であったことを雄弁に物語っている。
この牛市の始まりは天暦5年(951)のことといい、備後寺町(三沢市)の家畜商群兵衛が、杭の庄(久井町)の勧左衛門に牛1頭を売り、その受け渡しを牛馬ゆかりの稲生(荷)社において行ったことによると伝える。その久井稲生は天慶元年(938)、津村明神谷から現在地に遷座したものと社記は記しており、以後焼失再建をくりかえして、現在の社殿は元禄14年(1701)に三原城主浅野忠吉が造営したものである。その間、毛利元就、小早川隆景、野上長門守などがその再建にあたっており、天正20年(1592)にはその再建を機に、小早川隆景より伊予国(愛媛県)で得た大般若経(県重文)が奉納されている。社殿は平入、三間社入母屋造で、正面に千鳥破風を付し、一間の向拝は軒を唐破風とした華やかなもので、屋根は桧皮葺(ひわだぶ)きという芸備地方に多く見られる造りである。
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