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文学のこみち
(ぶんがくのこみち)
磯の香り、細い坂道、古い寺院、文学のふるさと・・・・・・尾道は美しい港町。凝集された風光と歴史、文学の香気に彩られている。特別に何かの施設をしたり、手を施さなくても、尾道は、素顔そのままで、旅人の心をとらえて離さない魅力がある。地の人たちにとっては、安らぎと憩いのある町だ。
尾道の名所千光寺公園の「文学のこみち」は、ロープウェイの山頂駅が起点。昭和40年(1965)と44年(1969)の2次にわたって、尾道青年会議所が造り、市に寄付したもの。尾道を訪れた文人墨客の詩歌を頂上一帯の松蔭に苔むす自然の岩に刻んだ。文学の散歩道、自然歩道となっている。
ロープウェイ近くの徳富蘇峰の詩碑に始まり、頼山陽の詩碑に至る25の中には、尾道にゆかりの深い林芙美子や、志賀直哉文学碑などがある。12代横綱陣幕久五郎の句碑と、手形碑など変わったものもある。
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