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恐羅漢山
(おそらかんざん)
恐羅漢山は、西中国山地国定公園内にある標高1,346.4メートルの山である。
恐羅漢山という山名は、古くは正徳5年(1715)の『戸河内森原家手鑑帳』に「おそらかん山」とあるのをはじめ、『芸藩通志』(1825)の戸河内村絵図に「ヲソラカン山」と記入されており、「一の西十方を、おそらかん山とよぶ、日本輿地図に、石見界に高山そかひ山としるすは、おそらかんのことなるべし」(山林の項)とも記述されている。
この山は、東麓の二軒小屋周辺にロッジや休憩所が設置されており、春は山菜採り、夏は登山、秋の紅葉、冬のスキー場として広く利用されている。
特に、スキー場は、国営と民営があり、日本最南端の本格スキー場として楽しむことができる。
また、牛小屋高原と呼ばれる山麓の高原は、海抜900メートルから1,000メートルに位置しており、ブナ、クヌギ、トチなどの落葉広葉樹が茂っているほか、頂上付近にはサラサドウダンの群生地がある。
また、レジャーとして、自然に接することのできる最適の場所として、広く親しまれている山である。
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