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横浜公園
(よこはまこうえん)
広島大橋の東の基点に、南に横浜公園、北に森山公園がある。坂町の西に突出した岬の一角で、横浜公園は、昭和60年(1985)に、自然の景観を生かすことを主体として、5.8ヘクタールの公園化を実現。
散策の小道や、広場、見晴らし台、あずま屋などを建設。サクラ、サツキ、モミジなどの植林と、自然の樹木をうまく調和させて、静かないこいの場としている。
公園の高台から望む南には、広島湾がひらけ、カキ筏(いかだ)が静かな海面に点在する。思わず深呼吸したくなるような、すがすがしさである。
この岬山は、森山と呼ばれているが、山の東北面には、ハゼの木が多く、秋のハゼ紅葉のあざやかさは、広島随一の景観である。
公園を下って、横浜の海岸線を行くと、露地の奥に思いがけぬ歌碑が立っている。明治時代とことわり書きがしてあって、次の歌が刻まれている。
生臭き鰮炒る火の波明り
ヨコの浜辺の秋の月かな
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