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三郎の滝(さぶろうのたき)

 竜王(りゅうおう)山(標高340メートル)の山間、緑葉におおわれた渓谷に、三郎の滝がある。
 三郎の滝は、下流から一郎滝(高さ2.5メートル)、次郎滝(5メートル)、三郎滝(12.5メートル)から成っており、次郎滝と三郎滝の間の約30メートルが、古くから広く知られている三郎のすべり滝である。
 清らかな流れが永い歳月をかけて、巨岩の岩肌をなめらかな曲面に磨きあげ、天然のすべり台となっている。
 例年七月中旬に、滝開きが行われ、多くの子供たちが、清流に乗って一気にすべり滝つぼへ飛び込む。
 すべり滝に、子供たちの歓声がこだまする。
 輝く太陽、木々の緑、清流がすべる白い岩肌、散策するだけでも心がなごむ。
 また、遊歩道、休憩所、駐車場も整備され、四季折々に渓谷の自然・景観が満喫できる。
 この滝には、2匹の大蛇が遊んだという伝説が古くから伝わっており、観光名所として、さまざまな催しも行われている。
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