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鞆の津
(とものつ)
七歳ごろ失明した宮城道雄は、生田流箏曲を学んだ。後に古典的な音色に西洋音楽の感覚を融合させて、「新日本音楽」と称される新境地を開拓していった。すぐれた演奏家であるとともに作曲家であり、「春の海」はその代表作である。
彼自身は神戸の生まれであるが、父は福山市の鞆、母は広島市出身であった。家中が集まると、鞆の言葉で鞆の話がされたので、次第に彼は鞆を懐かしく思い、「自分の故郷」として格別の感情を有していった。その鞆を初めて訪ねたときの印象記である。
彼は、迎えの錦水の船に同乗した人々の話し声や物音、潮の香など周囲の雰囲気から、瀬戸内海の景色の美しさ、そこに住む人々の人情のこまやかさ、さらには、風土に根ざした伝説や料理などを詩情豊かに描写して余す所がない。
この日のことは、その後も時々思い出すとして、文を結んでいる。
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