平和記念公園の被爆アオギリ（へいわきねんこうえんのひばくあおぎり）
| 広島平和記念公園内の平和記念館北側にある三本のアオギリのこと。原爆の熱線と爆風による深い傷跡を生々しくとどめたまま生きつづけており、公園を訪れる人々に原爆の惨禍と生命の尊さを語りかける�猗鑁�の生き証人″となっている。 このアオギリは、爆心地から約１．５キロメートル北に離れた東白島町の中国郵政局（当時は広島逓信局、現在は日本郵政公社中国支社）の中庭で被爆した。同逓信局の建物は外壁と床だけを残して壊滅したが、その南側に立っていたこのアオギリは、熱線に肌を焼かれ、爆風に枝々を吹きとばされながらもたくましい生命力を発揮して、見事に芽を吹き返し、打ちひしがれた人々の心に生きる希望を与えたといわれる。 昭和４８年（１９７３）に中国郵政局（現日本郵政公社中国支社）の新庁舎建設に伴い、平和記念公園内に移植されて今に至っている。 |
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