イベント : スペシャル公演会「琵琶法師の世界 〜八百年続く平家の語りと琵琶の調べ〜」
広島県は、平安時代の終わりに栄華を極めた平家と深いかかわりがあり、県内には平家繁栄の基盤となった荘園や、精神的な拠り所として整備された厳島神社など、平家にゆかりのある文化財などが数多く遺されています。
こうした平家と広島県とのかかわりの深さをみなさまに知っていただくとともに、平家に深くかかわる伝統文化を鑑賞していただくため、みよし風土記の丘ミュージアム(広島県立歴史民俗資料館)では、平成26年度からスペシャル公演会「平家琵琶の調べ」を開催しています。演奏は、平曲(へいきょく)弾き語り奏者の荒尾努さんで、数少ない平曲継承者として、一人でも多くの人に平家の語りを聞いてもらい、平家一門の素晴らしさを伝えるため、全国で演奏・講演活動を行っています。
第3回目となるこのたびは、スペシャル公演会「琵琶法師の世界 〜八百年続く平家の語りと琵琶の調べ〜」と題し、4月30日(土)14時から開催します。この機会に、ぜひ、八百年の間、脈々と伝えられてきた平曲に触れていただきたいと思います。ゴールデンウイーク中の行楽として、みなさまお気軽にご鑑賞ください。
■「琵琶法師の世界 〜八百年続く平家の語りと琵琶の調べ〜」■
【日時】平成28年4月30日(土)14:00〜15:30(開場13:30)
【会場】みよし風土記の丘ミュージアム(広島県立歴史民俗資料館)研修室(三次市小田幸町122)
【演奏者】荒尾 努さん(平曲弾き語り奏者)
【曲目】
「祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)」(よく知られている「平家物語」の冒頭)
「敦盛最期(あつもりのさいご)」(一の谷の戦で最期を遂げた平敦盛(たいらのあつもり)の物語)
「那須与一(なすのよいち)」(屋島(やしま)の戦での弓の名手・那須与一の物語)
「先帝御入水(せんていごじゅすい)」(壇ノ浦(だんのうら)の戦で海に沈んだ安徳(あんとく)天皇の物語)
【料金】無料(展示の観覧には別途入館料が必要です)
【受付】当日受付(事前の申込みは不要です)
【問い合わせ先】みよし風土記の丘ミュージアム(広島県立歴史民俗資料館)0824−66−2881