イベント : 頼山陽史跡資料館・宮島学センター連携展示『“描かれた”宮島』
頼山陽史跡資料館は、県立広島大学宮島学センターとの初めての連携展示として、7月21日(土)より企画展『“描かれた”宮島』を開催しています。
県立広島大学と当館は以前からキャンパスメンバーズの協定を結んでおり、ほぼ毎年、博物館学芸員資格取得に伴う見学実習や館務実習を受け入れています。そういったこれまでの双方の取り組みがベースになり、この度の連携展示が実現しました。
宮島は厳島神社の門前町として、中世以降、交通と商業の要衝として発展しました。江戸時代には日本を代表する名勝として“日本三景”の一つに数えられ、観光地としても賑わいをみせました。名勝として知られるようになるにつれ、宮島は文芸や美術の題材として取り上げられるようになり、多くの作品が生まれました。
「描く」という言葉は、絵画表現だけを意味するものではなく、文芸作品として表現された情景も“描かれた”ものであります。観光地として賑わいを見せた江戸時代後期から明治にかけて、宮島はどのように描かれたのか。本展では、書画作品を中心に様々なジャンルから“描かれた”宮島に迫ります。
(頼山陽史跡資料館 主任学芸員 花本哲志)
企画展『“描かれた”宮島』
【期間】平成30年7月21日(土)〜9月2日(日)
【会場】】頼山陽史跡資料館(広島市中区袋町5-5)
【時間】9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(但し祝休日は開館、翌火曜日が休館)
【入館料】一般300円(240円)、高・大学生220円(180円)、
小・中学生150円(120円)
※()内は20名以上の団体料金
【問合せ】頼山陽史跡資料館 082-298-5051
<展示解説会>(全3回)
日時:7月21日(土)、8月11日(土)、8月25日(土)
いずれも13:30〜
解説:当館学芸員、県立広島大学教員・学生
参加費:入館料が必要です。
また、県立広島大学広島キャンパス図書館2階の展示スペースでは,学生による企画展示「宮島の町並み−江戸時代の資料から読み解く−」(8月20日(月)〜9月27日(木))、「宮島の切手と写真−昭和の記憶を辿る−」(10月9日(火)〜11月8日(木))を開催します。ぜひご来場ください。詳細はこちら→:県立広島大学宮島学センター