イベント : 第15回 尾道灯りまつり
10月13日(土)に尾道市にて、「第15回 尾道灯りまつり」が開催されます。尾道水道に面する雁木から尾道の3つの山(千光寺山、西國寺山、浄土寺山)の中腹にたたずむ寺々へ続く参道や境内に約34,000個もの灯りをともし、ぼんぼりのあたたかい灯りが尾道のまちを幻想的に包みこみます。
嘉応元(1169)年に開港した尾道は、穏やかな“みなと”とともに発展し、東西に延びる3つの山には、その発展により財をなした豪商の寄進により、最盛期81ヶ寺が造営されました。海岸沿いには常夜灯(燈明)があり、その燈明はそれぞれの寺へと続き、風の影響を受ける帆船(北前船)は、それらの灯りをめざして入港してきました。
「尾道灯りまつり」は、その尾道繁栄の礎を現代に再現し、ほのかに灯るぼんぼりを通して“癒しのまち尾道”のぬくもりを体感しようとするものです。市内の小中学校の児童・生徒らに、将来の夢や願いを描いたぼんぼりをお寺へ続く参道や海岸沿いに奉納してもらいます。お寺を核とした地域の歴史や文化や伝統を知ることで、自分の街に誇りを持ち、地域を愛する感性を育むことも期待しています。
また、かつて尾道の美しい山なみが龍の形にたとえられ、「龍の国」として信仰を集めてきたことに因んで、「龍の國・尾道」をテーマに連なる灯りの風景を幸運の印である龍に見立てます。そのほか、まつりに合わせ普段見ることのできないお寺の宝を公開する「寺宝展」やライブなども開催されます。尾道のまち並み独特の歴史の香りを感じながら、灯りのまつりをゆったりとお楽しみください。
「第15回 尾道灯りまつり」
日時:2018年10月13日(土) 18:00〜21:00
※荒天の場合は翌日に順延
場所:JR尾道駅前緑地帯、市内16ヶ寺ほか
問合せ先:尾道灯りまつり実行委員会(尾道市役所観光課内)0848-38-9184