イベント : 宇品公民館・県立広島大学連携公開講座 『ひろしまをめぐる鉄の歴史』全2回
宇品公民館と県立広島大学は、連携公開講座『ひろしまをめぐる鉄の歴史』を11月15日(木)と11月29日(木)の2日間開催します。
日本列島における鉄製品の利用は、弥生時代に始まるといわれています。その後、古墳時代には国内で鉄生産が開始され、それ以降江戸時代にかけて、中国地方では一貫して高度な鉄生産の技術が育まれてきました。この講座では、広島県域の鉄や鉄器の生産に関係する遺跡を紹介するなかから、中国地方における鉄生産の歴史をたどります。
『ひろしまをめぐる鉄の歴史』(全2回)
【期間】平成30年11月15日(木)・29日(木)
【会場】広島市宇品公民館(広島市南区宇品御幸4-1-2)
【時間】10:30〜12:00(両日とも)
【対象】どなたでも
【定員】50名
【受講料】無料
【申込方法】10月1日(月)より宇品公民館へ来館又は電話で申込(先着順)
【問合せ】公益財団法人広島市文化財団 宇品公民館082-253-2529
<第1回> 平成30年11月15日(木)
「ひろしまをめぐる鉄の歴史 ―鉄・鉄器生産のはじまりと展開―」
中国地方は国内で最も早く鉄の生産がはじめられた地域の一つであり、その後も一貫してわが国における鉄・鉄器生産の中心地域でした。広島県域を中心とする遺跡の調査事例や文献資史料を手掛かりに、平安時代までの鉄・鉄器生産の展開過程をたどります。
<第2回> 平成30年11月29日(木)
「ひろしまをめぐる鉄の歴史 ―たたら製鉄の成立と展開―」
江戸時代に中国山地一帯で操業された「たたら製鉄」は、この地域で高度に発展した独特の技術であり、当時の日本列島で生産された鉄の大部分を占めていたと言われます。広島県域を中心とする遺跡の調査事例を紹介しながら、「たたら製鉄」の成立・発展過程をたどります。