イベント : 六代目竹本錣太夫襲名記念特別公演「人形浄瑠璃せとだ文楽」
人形浄瑠璃文楽は尾道と強いつながりのある伝統芸能です。
この度、文楽の重要な名跡である六代目竹本錣太夫の襲名を記念した特別公演が、3月10日(日)にベル・カントホール(尾道市瀬戸田町)にて開催されます。
人形浄瑠璃文楽は、日本を代表する伝統芸能の一つで、文楽とも呼ばれています。
文化文政(1804〜1830年)の頃、尾道では大阪から植村文楽軒(1810年没)や初代竹本弥太夫(1820年没)を招き、人形浄瑠璃を教わっていました。二人の死後、尾道の弟子たちは現在の海龍寺に供養塔を建て追慕しました。大阪以外に供養塔があることは大変珍しく、当時の尾道商人の隆盛ぶりが伺える出来事で、文楽と尾道の強いつながりが見受けられます。
六代目竹本錣太夫さんは、尾道市瀬戸田町出身。文楽とは縁のない環境で育ちましたが、学生時代に文楽と出会い、その魅力に惹かれ1969年、20歳の時に文楽の世界に飛び込みました。今回の公演には、『おかえりなさい!錣太夫さん』と題したアフター・トークが予定され、竹本錣太夫さんのお話を直接聞くことができます。
公演では、演目の前にみどころとあらすじの説明があるので、初心者にとっても気軽に楽しむことができ、ロビーでは文楽の人形と一緒に記念撮影もできます。今やめったに見られない文楽を身近に体感できる貴重な機会です。この機会に、熟練の技と文楽の魅力を堪能してはいかがでしょうか。
六代目竹本錣太夫襲名記念特別公演「人形浄瑠璃せとだ文楽」
【日時】3月10日(日) 開演14時(開場13時)
【会場】ベル・カントホール(尾道市瀬戸田町瀬戸田535-1)
【チケット】全席指定 3,000円
※尾道市内の小・中・高校生無料ご招待(事前申込必要)
【演目】
◆あらすじ紹介
◆二人三番叟
◆傾城阿波の鳴門〜順礼歌の段
◆アフター・トーク
『おかえりなさい!錣太夫さん』〜錣太夫さんに聞く、文楽の魅力
聞き手:FMおのみちパーソナリティ 河上典子
【お問い合わせ】
しまなみ交流館 電話0848−25−4073
※9:00〜開館時間内(火曜日休館)
ベル・カントホール 電話0845-27-3848
※9:00〜17:00(月曜祝日休館)