戦艦「大和」を建造した軍港として発展し、日本一の海軍工廠のまちとして栄えた呉は、戦後も造船や製鋼の技術を発展させ、世界最大のタンカーを数多く建造してきました。
その呉の歴史を伝え、戦艦「大和」を中心に造船技術や戦争の歴史、そして平和の大切さを学べるのが大和ミュージアムです。

2005年の開館以来、累計来館者数は1,600万人を突破した人気施設ですが、大規模な改修工事のため現在休館中。その休館期間中（2025年2月17日〜2026年3月末）の代替施設として、2025年2月28日にオープンしたのが「大和ミュージアムサテライト」です。

呉駅から徒歩5分のビュー・ポートくれ内にあり、パネルや複製資料、戦艦「大和」に搭載された実績もある零式観測機の実物大模型が展示されています。
零式観測機の実物大模型は、タラップの上からコックピット内部の計器を間近で見ることができ、当時の航空技術の高さを実感できます。













また、艦船の図面資料の一部をデジタルデータで公開しており、ここでしか見られない貴重な資料をじっくりと観覧できます。














休館中でも、「大和ミュージアムサテライト」で戦艦「大和」に思いを馳せ、呉の歴史に触れてみてはいかがでしょうか？

「大和ミュージアムサテライト」
■場所　呉市中通1丁目１−２（ビュー・ポートくれ内）
■開館時間　9：00〜18：00（入館は17：30まで）
■休館日　火曜日（火曜日が祝日の場合は開館、翌日休館）
■観覧料
　一般　500円（400円）
　高校生　300円（200円）
　小学生　200円（100円）
　（　）内は20名以上の料金
■問い合わせ先
　０８２３−２５−３０１７