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イベント : 民話を素材に「おはなしおんがく」

掲載日時: 2008年06月04日

本サイトでは、人々の生活の中で生まれ、語り伝えられてきた民話を、次の世代に継承すべき大切な「生活文化」の一つとしてご紹介しています。その民話を題材とし、音楽と朗読(おはなし)のコラボレーションによって構成された舞台が開催されます。


 「あまんじゃく」は、広島市佐伯区に古くから伝わる代表的な民話の一つです。作曲家であり、詩人でもある松本憲治氏が、その「あまんじゃく」を現代風にアレンジして「サヨナラ、あまんじゃく」というおはなしを執筆。それを舞台化します。
 フルート・オーボエ・ピアノの生演奏と朗読(おはなし)、そして美術家が描いたイラストによって、あたかも舞台に絵本が現れたかのような演出になるということです。広島県在住の実力ある若手演奏家や演劇人らが共演し、訓練を受け、磨かれた声・言葉・音楽による洗練されたステージを創り上げます。子どもだけでなく、大人も十分に楽しめる舞台となりそうです。
 近年の核家族化の進展や地域社会の変貌によって、人々が口伝えに伝承してきた民話もいつの間にか忘れ去られようとしています。民話を次世代に伝えるための芸術性の高い、ユニークな取り組みの一つとして注目されます。

【公演名】さえきコラボ劇場vol.7 おはなしおんがく

【日 時】平成20年6月20日(金) 18:30〜
            6月21日(土) 11:00〜
                      14:00〜

【場所】佐伯区民文化センター・スタジオ

【プログラム(おはなし)】●王様の背中/内田百聞
               ●サヨナラ、あまんじゃく/松本憲治

【入場料】前 売 中学生以上500円(当日600円)
           小学生以下300円(当日350円)
     ※消費税込、全席自由(前売券完売の場合、当日券の販売なし)