イベント : はらっぱ談義しませんか?〜第3回全国草原サミット・シンポジウムプレイベント〜
広島県には今なお豊かな自然が残る一方、失われつつある自然環境もあります。今回は、その中でも草原に焦点を当てた取り組みを紹介させていただきます。
かつて草原は、全国土の1割以上の面積を占めていましたが、今日ではわずか3%にまで減少してきています。この背景には、農業を始めとする人間の営みの変化があり、その結果、草原というすみかを奪われた動植物にも異変が現れてきています。
このような状況の中で、草原のもつ価値について今一度考えるため、「はらっぱ談義」が下記のとおり開催されます。これは、平成21年に北広島町において開催予定の「第8回全国草原サミット・シンポジウム」のプレイベントとして実施されるものです。
基調講演では、(財)阿蘇グリーンストック専務理事の山内康二氏が、都市ボランティアとともに都市‐農村の地域間交流や環境保全、環境教育を推進し、さらに農・畜産物の販売拡大まで実現している阿蘇地域の事例を紹介します。また、北広島町における草原保全活動の取り組みなども発表されます。そのほか、草原の風景や草花など、北広島町の草原にまつわる写真展、全国の草原で起きている自然の変化や、保全・環境教育の取り組み、草原に関する最新の研究成果などを紹介するパネル展示なども行われます。
これまで採草、牧畜、環境保全など人間の暮らしを支えてきた草原。その可能性や自然の大切さについて、県内でも比較的まとまった草原が残る北広島町で考えてみるのも、有意義な一日となりそうです。
【日時】平成20年8月24日(日)9:00〜12:30
【場所】大朝保健センター(北広島町大朝2497番地)
【主催】草原サミット・シンポジウム実行委員会
【問い合わせ先】TEL(0826)72−0856
(北広島町役場企画課地域振興係)
【参加費】無料