イベント : 今秋、「水の都」広島でアートを!― 広島アートプロジェクト2008 汽水域 開催―
広島には、猿猴川、京橋川、元安川、本川、天満川、太田川という6本の川が流れています。広島は元々、太田川のデルタの上に成立し、発展してきた都市です。それらの川の織りなす景観美は、広島が「水の都」と称される所以でもあります。
川の河口には、汽水域という淡水と海水が混じりあう区域が存在することをご存知でしょうか。山から集められてきた川の流れと、海から押し寄せる潮の流れがぶつかり、共存する場所です。そこには、独特で多様な生物が生存しているということです。
その汽水域を総合テーマとしたアートプロジェクトが今秋広島で開催されます。
主催者によれば、2つの流れがぶつかりあい、層を成して混じりあう汽水域のように、ローカルとグローバル、戦争の現実と平和のメッセージなど、せめぎあう2つの潮流を水の都広島に現出させたいということです。
会期中には、広島駅近くの猿猴川から会場となる吉島のポートパーク広島まで、雁木(水上)タクシーが運行される予定です。川からの景観を楽しみつつ、現代社会でせめぎあう、2つの流れについて思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
なお、昨年度に開催された広島アートプロジェクト2007「旧中工場アートプロジェクト」は、毎日新聞社の「この1年 美術 展覧会ベスト5」に選ばれました。
芸術の秋、今年も水の都広島でご満喫ください。
【会期】2008年11月1日(土)〜11月16日(日)
【開場時間】午前11時〜午後5時(最終入場は30分前まで)
【観覧料】無料
【会場等】
■企画1:旧中2 < テーマ“汽水域”>
【会場】ポートパーク広島、広島市中区吉島学区・吉島東学区各所、他
■企画2:CAMPヒロシマ < テーマ“Migration(移住・移動)” >
【会場】旧日本銀行広島支店
■サテライト企画 :「CAMPベルリン」アーカイヴ展
【会期】2008年11月1日(土)〜11月10日(月)
【会場】広島市立大学芸術資料館
【開場時間】午前11時〜午後5時(最終入場は30分前まで)
【主催】広島アートプロジェクト実行委員会(ディレクター 柳幸典)
【問い合わせ先】TEL: 082−830−1635、080−5617−9134
E-mail: HiroshimaArtProject@gmail.com
(広島アートプロジェクト実行委員会 担当:大橋実咲)
※ 詳細はこちらから→ http://www.hiroshima-ap.jpn.org/