お知らせ : 宮島学を楽しもう!〜県立広島大学「宮島学センター」オープン〜
県立広島大学「宮島学センター」の開所式が、平成21年6月18日(木)に行われました。
同センターは、宮島の学術研究(宮島学)を基礎とする教育活動や地域連携を推進し、宮島の歴史的・文化的な価値を高めるとともに、地域社会の活性化に貢献することを目的に設置されたものです。
宮島学の魅力や今後の活動について、同センター助教の大知(おおち)さんにお話をうかがいました。
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●宮島学の魅力は?
宮島は資料が豊富です。古文書、文化財、町屋、絵図、絵葉書といったように、長期にわたって保存され、私たちが直接目にすることができる資料がたくさんあります。台風などの自然災害や、戦国時代の動乱、そして戦争といった幾多の困難を乗り越え、神社や町の人々が保存や復旧に力を尽くされてきたためです。
人々の努力により保存・継承されてきた様々な資源を基に、過去を検証する。そして、未来を考えていく。宮島は大変良い材料になると思います。宮島学を、宮島研究だけでは終わらせず、その周辺地域や、広島、中国地方…を考えていくための最初のステップにしていけるのではないか、そういう可能性を感じています。
●今後の活動は?
先ずは、学生自身による主体的な学習や活動を、支援していきたいと思います。それは決して大学内でおさまるようなものではなく、地元の人々とかかわり、一緒に考えていくような活動です。学生たちには、宮島の魅力を国内外に発信する役割を果たしてほしいと思っています。
具体的には、公開講座や英語ボランティアガイドの育成、宮島学園との連携(大学の研究成果を地域の子どもたちに伝えるための授業等)を考えています。
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なお、宮島学センターの開所式に伴い、企画展『宮島への旅〜時空(とき)を越え、名所を巡る〜』が、下記のとおり開催されます。
江戸時代の定宿帳、明治・大正・昭和の観光ガイドブックや絵葉書などが展示され、期間中、同大学芸員課程の学生による展示説明も行われます。
同展の企画から実施までの全てを担当した学生グループによれば「来館者に、宮島の旅を疑似体験してもらいたい。そのために、第1章 発〜瀬戸内海を行き、神秘の島へ〜から、第2章 巡〜名所を巡り、島内を満喫する〜、そして、第3章 想〜思い出とともに、家路へ〜というように、3段階に分けた展示にしてみました」とのことです。
また、昔の絵葉書の隣には、学生たちが撮影した現在(平成21年)の写真も展示され、時代の移り変わりを楽しむことができます。
その他、宮島について言及された外国の文献等も展示され、宮島が外国人にどのような印象を与えていたかなども紹介されています。
皆様も、是非、この機会に宮島学に触れてみてはいかがでしょうか。
企画展『宮島への旅〜時空(とき)を越え、名所を巡る〜』
■会期: 平成21年6月16日(火)〜24日(水)9:00〜21:00
※ 20日(土)は12:00〜18:00
21日(日)は休館
24日(水)は17:00まで
■会場: 県立広島大学・広島キャンパス 図書館2階
■展示説明会: 平成21年6月22日(月)13:00〜 (30分程度)
■お問い合わせ: 県立広島大学 宮島学センター(082)251-9550
※県立広島大学のホームページ↓
http://www.pu-hiroshima.ac.jp/index.html
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