管弦祭は神輿を船中に奉安し、海上で管弦を吹奏して神霊を慰める神事です。宮島の管弦祭は特に有名ですが、瀬戸内の三大管弦祭として、他に、柏島（呉市安浦町）の管弦祭、大三島（愛媛県）の管弦祭があります。今年の『柏島の管弦祭』は、６月１２日（土）、１３日（日）。県内のもう一つの“管弦祭”に足を運んではいかがでしょう。

　瀬戸内三大管弦祭の一つ、柏島の管弦祭は、呉市安浦町の沖合、三津口湾に浮かぶ無人の小島、柏島を中心に繰り広げられます。
　柏島にある柏島神社では、海上交通の安全と豊漁を祈願する「柏島神社大祭」を、例年６月の第２土曜日、日曜日に開催しています。今年は、６月１２日（土）、１３日（日）。
　１２日（土）は、宵祭りで、夕方から露店が並び、参拝者を楽しませます。
　１３日（日）は、大祭りで、午後から祭式が始まります。最大の見どころは、宮司からお祓いをうけた「御座船」が、若者たちに担がれた御神体をのせ、海上へ。大漁旗をなびかせ、華やかに飾り付けられた引き舟とともに湾内を航行する様子は圧巻です。

　年に一度の大変なにぎわいと、海上に繰り広げられる、勇壮な平安絵巻。広島の伝統文化を体感してください！

【交通案内】
呉線安浦駅下車　三津口港まで徒歩約１５分
三津口港より渡船が３０分毎に運航されます。
◆渡船往復料金　６００円　

詳しい情報はこちら→文化資源情報【柏島の管弦祭】