お知らせ : ひろしま句碑・歌碑めぐり
掲載日時: 2011年02月24日
広島をおとずれた文人墨客たち
広島を離れた作家たち
四季折々の景色や故郷への思い・・・先人たちがみた、感じた広島を訪ねてみませんか。
県内には、自然豊かな広島の風情や当時の情景をしのばせる歌や句が刻まれた歌碑・句碑が多く建てられています。
例えば・・・
「鶯の口のささなり三萬戸」 正岡子規
明治28年(1895)春、日清戦争従軍記者として出港を待つ広島での作。
比治山(広島市南区)の展望台に立っています。
「あけはなつや満山のみどり」 種田山頭火
昭和14年(1939)春、広島の友人に誘われて、三原の仏通寺を訪ねた時の作。
仏通寺境内(三原市高坂町)の木立の陰に立っています。
「少年のわれ山河に親しみて此処に学べり二十年まへは」 中村憲吉
大正14年(1925) 第4歌集「軽雷集」に納められている作。
県立三次中学校(現三次高等学校)(三次市南畑敷町)の校門正面の築山にあります。
この他にも、俳句雑誌「ホトトギス」で活躍し、昭和初期の俳壇を賑わせた山口誓子や水原秋桜子の句碑もあります。
碑を前に、先人たちへ思いを馳せ、当時の広島の情景を思い浮かべてみませんか。
目の前の景色とは違う、広島に出会うかもしれません。
現地までは・・・という方には、本サイトの「広島ゆかりの人々・ゆかりの作品」がおすすめです。こちらもぜひご覧ください。
≪参考≫
句碑・歌碑が紹介されているサイト
■尾道市 文学のこみち
■廿日市市 宮島(句碑・歌碑)
■呉市 正岡子規の句碑(歴史の見える丘)
■三原市 松寿寺(曹洞宗)
■福山市 むろの木歌碑