「安芸の小京都」と呼ばれる竹原。その竹原で、江戸時代の繁栄を今に伝える古い町並みを、竹筒を使って幻想的にライトアップする「たけはら憧憬の路」が10月29日（土）・30日（日）に開催されます。

　竹原は、江戸時代後期に瀬戸内海きっての製塩地として栄えました。当時の面影を伝える重厚な本瓦葺き、白壁造りの技術の粋を集めた町並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区（町並み保存地区）に指定され、今も大切に保存されています。
　多くの観光客が訪れる町並み保存地区をもっと楽しんでもらいたいとの思いで、夜のイベントとして企画された「たけはら憧憬の路」。竹筒にセットされた約4,000本のろうそくが夜の町並みをやわらかく照らし出し、昼間とは違った幻想的な景色を生み出します。ろうそくの器となる竹筒は、ボランティアによって切り出され丁寧に磨かれたもの。今年で9年目を迎えるイベントは、市民に支えられ竹原の秋の風物詩として親しまれています。
　また、ライトアップにあわせてアーティストによる竹を使ったオブジェの展示やライブステージ、文化施設の夜間開館など、見どころが満載。
　風情ある景色とやさしい灯りに包まれて、秋の夜長ゆっくり散策してみてはいかがでしょう。

【たけはら　憧憬の路】
日時：平成23年10月29日（土）・30日（日）　17：00〜21：00
場所：町並み保存地区周辺（JR呉線竹原駅から徒歩10分）
問合せ先：たけはら憧憬の路実行委員会事務局
TEL　0846-22-7745