レポート : 「美しい日本の粋(すい)」について考えてみませんか
内閣官房「美しい国づくり」推進室が、「あなたが思う、日本の“らしさ”“ならでは”」を募集しています。
日本が様々な分野で本来持っている良さや「薫り豊かな」もの、失われつつあるが途絶えさせてはいけないもの、かつては美しかったが美しくなくなってしまったもの、実はその美しさにまだ気づいていないもの、そして、これから作り上げるべき美しいものなどです。
例として、山・森・海といった自然や、田園や里山、瓦屋根のある町並み、日本語の美しさ、謙譲の美徳、礼儀正しさ、凛とした立ち居・振る舞い、畳や襖のある生活、障子からもれる光、日本食、匠のワザ、省エネルギーを実現する先端技術、 調和や融和の精神、勤勉さなどが挙げられています。
「ひろしま文化大百科」では、後世に残すべき広島県内の文化(伝統文化、歴史文化、生活文化、自然文化等)の情報を順次掲載していきます。文化とは、ある社会が伝承してきた考え方や行動の様式を指します。そして、文化と個々の人間のパーソナリティ(人格、性格)の間には密接な関係があります。つまり、文化は、人の生き方やあり様に深く関わっているものだと言えます。明るい花崗岩土壌と温暖な気候に恵まれた広島県の文化の粋とは何なのか、その文化により育まれた人のあり様とはどのようなものなのかなどについて、皆様と一緒に考えていければと思います。
なお、内閣官房の「美しい日本の粋」の募集は、6月22日までです。中国地方からは未だあまり出ていないようです。広島が持つ「薫り豊かな」もの等について考え、応募してみませんか。詳しくは、下記をご覧ください。
http://www.kantei.go.jp/be-nippon/sui/index.html
インタビュー : 創立50周年記念公演を終えて(栗栖神楽団)
神楽団 継続のひけつ
〜創立50周年記念公演を終えて〜
廿日市市で活動する栗栖神楽団が、平成19年4月にオープンしたばかりの「さいき文化センター」(廿日市市津田)で、4月15日(日)、創立50周年記念公演を開催しました。その様子や、後継者の育成などについて、団員の松村さんにお話を伺いました。
イベント : ひろしまフラワーフェスティバルで夜神楽を!!
フラワーフェスティバルの夜のイベントとして昨年から始まった「ふるさとは神楽de Night」。今年はなんと3夜連続で開催されます。会場は昨年と同じく県庁前広場。5月3・4日は18時から、5日は17時から上演されます。
「神楽」は五穀豊穣を感謝して、氏神様に奉納することを目的とした古式ゆかしい神事です。広島県内の各地には、その地域特有のさまさまな神楽があります。また、42あまりの神楽が国・県・市町指定の無形民俗文化財として登録されています。
「ふるさとは神楽de Night」には、北広島町、安芸高田市、安芸太田町から6つの神楽団が集結。この機会に芸北地域の神楽を堪能してみてはいかかでしょうか。
また、当日会場に行くことができない方も上演演目を楽しむことができます。
詳しくは↓↓(ふるさとは神楽de Night2007)
http://www.rcc.net/special/kagura/live/
・広島県内の文化財について知りたい方は
↓↓(広島県の文化財)
広島県の文化財ホームページ
レポート : 文化芸術によるまちの活性化(みよし国際平和美術館)
三次に妖怪来る!
〜郷土が誇る妖怪物語でまちの活性化〜
広島県三次市のみよし本通り商店街にある築150年以上という町家を活用した「みよし国際平和美術館」。
館長である楠さんの持家をギャラリーにし、世界中から贈られた書・絵画・民俗衣裳・人形などが3千点近く展示されています。それらは、クリスチャンであり、画家でもある楠さんが海外の障害者との交流、キリスト者平和使節団としての訪欧、天津美術学院客員教授などの活動を通じて知り合った世界各国の友人から贈られたものです(観覧無料)。
この「みよし国際平和美術館」が、地元、みよし本通り商店街の活性化に一役買おうと、郷土に伝わる日本一長い妖怪物語「稲生武太夫物怪録」を基に紙芝居やパネルを制作しました。
インタビュー : 「第十六回 尾道薪能(5/12)」にむけて
1992年以来、毎年開催されている「尾道薪能」。
今年も、5月12日(土)の18時より浄土寺阿弥陀堂で開催されます。今や尾道の春の恒例文化行事となり、尾道市の文化振興や観光振興にも貢献しています。
この「尾道薪能」を支えているのが、尾道薪能実行委員会のみなさんです。このたび、その功績により、広島文化賞を受賞しました。この賞は、財団法人ひろしま文化振興財団が広島県内の地域文化の向上、普及に貢献した個人・団体に贈呈しているものです。広島文化賞受賞記念ともなった第十六回の演能ですが、その抱負や「尾道薪能」の魅力について実行委員会会長の堀田克介さんに語っていただきました。